
手作りハムを作りました。
市販のハムって、どうしても添加物が気になることがあります。40代になってからは特に、“安心して食べられるものを、無理のない範囲で自分の手で作ってみたい”と思うことが増えました。
そんな中で最近ハマっているのが、放置するだけでできる“無添加の手作りハム”。
難しそうに見えるのですが、実は工程のほとんどが「漬ける → 包む → 低温で放置」の3ステップ。仕事や家のことがある日でも、合間に仕込んでおくだけで完成します。
そしてなにより、自分で作ったハムの美味しさと安心感は、ちょっとしたご褒美みたい。お弁当にもぴったりで、朝のスープやサンドイッチにも大活躍です。
今回は、我が家でよく作っている“スーパーで買えるスパイスだけで作れる、ちょうどいい手作りハム”のレシピをまとめました。低温調理器がなくても炊飯器で作れるので、気負わず作ってみてくださいね。
それでは、わかりやすくレシピをまとめていきます。

手作りハムのレシピ
■ 材料(作りやすい分量)
豚肩ロースブロック:1kg前後(お好みの量でOK)
【ソミュール液】
水:400ml
塩:50g
砂糖:30g
ブラックペッパー:小さじ1/2
バジル(乾燥):小さじ1/2
ナツメグ:小さじ1/2
クミンパウダー:小さじ1/2
クローブ:5粒
コリアンダー:小さじ1/2
ローリエ:2枚
ローズマリー(生):2枝
タイム(生):3枝
※お好みで麹調味料、ガーリック、オールスパイスなどを足してアレンジOK。
■ 下準備
- 肉をタコ糸でしっかり縛る。
- 竹串で何ヶ所も刺して、味を染み込みやすくする。
■ ソミュール液を作る
- 全ての材料を鍋に入れ、軽く混ぜる。
- ひと煮立ちしたら火を止め、粗熱がとれるまで放置。
■ 漬け込み(2〜4日)
- 肉を保存袋に入れ、ソミュール液を全体が浸る量まで注ぐ。
- 空気を抜いて袋を閉じる。
- 冷蔵庫で2〜4日置いておく。
■ 脱水(1〜2日)
- ソミュール液から肉を取り出し、水気を軽くふく。
- ピチットシートで包む。
- 冷蔵庫で1〜2日置き、余分な水分と臭みを抜く。
※ピチットが無い場合はキッチンペーパーでもOK。
■ 加熱(低温調理/炊飯器でも可)
- 鍋でお湯を沸騰させる。
- 炊飯器の内釜に肉を入れる。
- 沸騰したお湯を“肉が完全に浸る高さ”まで注ぐ。
- 炊飯器の『保温』を押し、65℃をキープしながら2時間放置。
※この方法で65〜70℃を保てます。
■ 仕上げ
- 粗熱が取れるまで放置。
- アルミホイルで包み、さらにタオルで包んで休ませる。
- 冷めたら冷蔵庫へ。翌日が食べ頃です。
あると便利!低温調理器
■ 低温調理器について
今回の手作りハムは、炊飯器でも作れますが、
低温調理器があると“温度管理が完全に自動”なので、失敗なく作れておすすめです。
65℃をキープする料理は一見むずかしそうですが、
低温調理器があればボタンひとつで温度も時間もセットできて、
お肉がしっとりジューシーに仕上がります。
忙しい日でも放置で完成するので、我が家ではすごく重宝しています。
▶ 私が使っているタイプはこちら
お手軽な低温調理器
■ 低温調理器のおすすめ
炊飯器でも作れますが、低温調理器があると温度管理が自動で、しっとり感が全然ちがいます。
余裕があれば1台あると安心です。
▶ BONIQ(ボニーク)本格派モデル
→ しっとり感がいちばん安定。公式レシピも豊富で、料理好きの方に。
▶ アイリスオーヤマ 低温調理器
→ 初心者でも使いやすい価格と機能。最初の1台にちょうどいい。
作る時間がない時は、市販の無添加ハムでも
■ 作る時間がない日は、無添加のハムも便利です
「手作りしたい気持ちはあるけれど、時間がない日もある…」
そんな方には、市販の“無添加ハム”もおすすめです。
余計なものが入っていないので、子どもにも安心して出せますし、
朝食やお弁当にも使いやすいです。
おすすめ市販の無添加ハム
手作りハムは、放置の時間がほとんどで、思っているよりずっと簡単です。
安心して食べられるものがひとつ増えるだけで、食卓がすこし楽しくなります。
時間がある日は仕込みから。忙しい日は市販の無添加ハムに頼りながら。
その時の自分に合わせて“ちょうどいい選択”ができると、暮らしが少し軽くなる気がします。
ぜひ、ご自身のペースで楽しんでみてくださいね。