ロロンかぼちゃは甘みが強く、家庭菜園にぴったりの野菜です。この記事では、育て方を詳しく解説します。
1. 土づくりと準備:美味しいかぼちゃを育てる第一歩
時期:4月中旬~5月上旬(霜の心配がなくなる時期)
やること:
1. 日当たりの良い場所を選びましょう。かぼちゃはたっぷりの日光が必要です。
2. 土壌:水はけの良い土が適しています。市販の野菜用培養土でもOK。自分で作る場合は、
• 赤玉土(中粒)7:腐葉土3の割合
• pH調整のため苦土石灰を100g/m²混ぜる
3. 肥料:元肥として、堆肥(1㎡あたり約2~3kg)と化成肥料(約100g)を混ぜて、1週間以上寝かせます。
2. 種まきと植え付け
種まきの時期:4月中旬~5月上旬
方法:
1. 種は2~3粒ずつポットにまき、軽く覆土します(深さ1~2cm)。
2. 水やりを忘れず、発芽まで土が乾かないように注意。
3. 本葉が2~3枚出たら、元気な1本を残して間引きます。
植え付けの時期:5月中旬~6月上旬
方法:
1. 本葉が4~5枚になったら定植します。株間は1~1.5mあけてください。
2. 植え付け後はたっぷり水を与え、敷きわらをすると乾燥と雑草対策に効果的。
3. 栽培中の管理:手間をかけずに健康な成長を促す
ツルの管理:
• 1本仕立てや2本仕立てにして、主ツルと子ヅルを伸ばします。
• それ以上のツルは摘心してエネルギーを分散させないようにしましょう。
追肥:
• つるが1mほどに伸びたら、化成肥料を1株あたり約30g施します。
• その後、2~3週間ごとに追肥を行うと実がよく育ちます。
水やり:
• 基本的に土の表面が乾いたらたっぷり与えます。
• 雨が少ない時期は注意。
4. 病害虫対策
主な病気:うどんこ病、べと病
• うどんこ病:葉に白い粉状のカビが出ます。早期に見つけたら、病葉を取り除き、予防にベニカXスプレーを使いましょう。
• べと病:黄色い斑点が出る場合、雨が多い時期に発生しやすいです。換気を良くし、病葉を除去。
害虫:アブラムシ、ウリハムシ
• テデトール(手で取る)か、黄色粘着シートで捕獲。
• 発生が多い場合は、市販の野菜用殺虫剤を使用します。
5. 収穫と種取り
収穫時期:7月下旬~8月
• 実の皮が硬くなり、ツルが枯れてきたら収穫時期です。
• 収穫後1~2週間追熟させると甘みが増します。
種取り方法:
1. 完熟したかぼちゃを使います。
2. 種を取り出し、水で洗って果肉を取り除きます。
3. 日陰でよく乾燥させて保存。来年の種まきに使えます。
6. 初心者でも楽しいポイント
• 成長が早く目に見えるのでやりがいを感じられます。
• 実が可愛らしいラグビーボール型で、収穫の喜びもひとしお!
ロロンかぼちゃは手間がかからず、家庭菜園初心者にもおすすめです。ぜひ挑戦してみてください!